やっぱり木の家は気持ちの良いものです。 日本の伝統的な家造りの工法であり、木の香りはいつも人の心を癒してくれます。 そんな木の家を更に快適にするのが外張断熱工法です。 また、暖かさだけでなく、丈夫で長持ちする木の住まいをご紹介させて頂きます。
最近、外断熱工法や外張断熱工法という言葉が飛び交っていますが、蓄熱性能を持たない木造建築の構造体を断熱材で覆う工法を、建築学会では「外張断熱工法」と定義しています。 外張断熱工法とは、建物を外側から断熱材で覆う工法です。 建物を隙間なく断熱材で覆うため、構造体が外気の影響を受けにくくなります。高い断熱性能の結果、家の中の温度も安定し、壁体内部の結露も抑制する事が可能となり、快適な空間を作ることが可能となります。
<通気層イメージA>
昨今の大地震などの影響で、木の家に対する、「耐震性」にマイナスイメージを持っている方も多いようですが、震災時に大きくクローズアップされる木造住宅は、1981年 (昭和56年) 6月1日大幅な改正が行われた建築基準法 (施行令)以前の建物が多い事はあまり報道されていません。 更に阪神淡路大震災後の2000年にも建築基準法は改正されています。 現在の建物はいわゆる新耐震基準(1981年改正)の中で建築が行なわれており、現在の基準で正しく施工されたた建物は、地震の際にも大きな影響を受けていないと言われています。 木造建築でも、地震に強い家を作る事は十分可能です。 耐力面材を使う事によって、地震の際に働く水平方向の揺れを壁全体で受け止める事ができ、柱と梁(はり)、筋交(すじかい)の場合の「点」にかかる力を逃がしてあげる事が可能です。 耐力面材には様々な種類の材料がありますが 、筋交(壁倍率1倍)に比べ、2倍〜3倍以上の壁倍率を発揮する事が可能です。 また、耐力面材や外装材との組み合わせによって、準耐火構造の建物を建てる事も可能になります。
耐力面材によって、地震の際に働く力を面で受け止める事が可能です。
更に、耐力面材を使用する事で、開口部を今まで以上に大きくする事が可能となり、開放的な大空間を作る事も可能となります。
○基礎は地震に強いべた基礎です。